君とみた蒼空




「そう。あの、私が蒼くんに告白した海………」


そのときの事を思い出して、私は恥ずかしくなった。




「ああ、あの海か! いいよ、行こう」



蒼くんは、そう言うと私の手をぎゅっと握った。



私と蒼くんは、のんびりと手を繋いで学校を出ると、海への道を歩く。



蒼くんの手は、相変わらず温かかった。



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