仔犬男子の反乱

入社2年目の25歳。

顔は嫌いなタイプじゃないけれど、4つも年下なんて洒落にならないのだ。



「あれだけ好き好き言われて、ちょっとはいいかなと思わない?」

「思わない」


きっぱりと言って、ご飯を一口。


「明美だったら好きになる?」


そっくりそのままお返しだ。


「え? 私?」


人差し指で自分の胸元を指し、目を瞬かせる。

そして、しばらく考え込んだ後


「なるかも」


うふふと笑った。
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