肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
それを考えると、少しだけ憂鬱になる。
だけど、私しか言えないんだから仕方ない。
顔を俯かせて歩いていると、ふいに声がかかった。
「あ、安西センセッ」
「……山本先生」
素敵なスマイルを張り付けた山本先生が私の隣に並ぶ。
「朝、何かあったんですか?」
「朝?」
何だろう?そう思って首を捻ると、すぐに返って来る。
「え。俺の事、睨んでませんでした?」
「あ」
そうだ。
ドリームパイン観れなくて、睨んだんだ。
山本先生は、何も悪くな……いと思う。
「昨日のテレビ見過ごしまして」
「ああ。言ってましたね。それでか。納得」
「納得なんですか」
「あの後、もっと飲んだんでしょ?
だから、起きてられなかったんじゃないんですか?」
「……ぐ」
図星ですわ。
だから、返す言葉もない。