居場所

「お客さんはって、もぅ誰もいねーよ。今、1時」 


思わずあたしは山ちゃんの言葉にビックリし、あたしは慌てて時計を見た。 


「ごめん、本当に…」


時計を見ながらあたしは小さく呟く。ここの喫茶店は12時で終わり。あたしはひたすら寝てしまっていたらしい。


「途中で起こそうと思ったけど、あまりにも優花がすんげぇ気持ちよさそうに寝てるから


「ごめん」 


そう呟きあたしは一息吐く。 


「ちょっと優花いい?時間遅いけど…」 


突然言ってきた山ちゃんにあたしは首を傾げる。


「いいけど…何?」 


 



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