居場所
「ごめん。いつもいつも迷惑かけて…お金だって入学金とか出してもらってるのに。なのに学校行ってないなんて本当サイテーだよねあたし」
そう言った途端、急になんか目が潤んだ。
涙がでそう…
あたしって迷惑かけすぎ。
「そーじゃなくて」
「えっ?」
そーじゃない…?って何が?思わずあたしは山ちゃんに視線を送る。
「だからもっともっと俺に頼れって言ってんの」
そう言って山ちゃんは薄らと口角を上げた。
頼る…?あたしが山ちゃんに?
あたしいっぱい頼りすぎてるのに?