キスしなかったのは……
「キス……してくれなかった」
そう。
甘く全身を隅々まで滑らせたその唇は1度もあたしの唇には重ならなかった。
「……それか」
頭をあたしの肩に預けるように項垂れた課長は、深いため息を漏らした。
「ごめん、俺のミス。
キスしなかったのは、咲良がそれに気づいたとき、もっと俺を求めてくれると思って」
ハハハと自虐的に笑った課長の顔がスッと変わる。
「不安になる余裕なんて無くなるくらいにしてやる」
挑戦的な視線を向けるその瞳の奥にあたしを欲する光が見えた。
その瞳に返す言葉が見つからなくて、コクンと頷くだけで答えた。
「咲良……このままお前をここに閉じ込めておきたいよ」
そう。
甘く全身を隅々まで滑らせたその唇は1度もあたしの唇には重ならなかった。
「……それか」
頭をあたしの肩に預けるように項垂れた課長は、深いため息を漏らした。
「ごめん、俺のミス。
キスしなかったのは、咲良がそれに気づいたとき、もっと俺を求めてくれると思って」
ハハハと自虐的に笑った課長の顔がスッと変わる。
「不安になる余裕なんて無くなるくらいにしてやる」
挑戦的な視線を向けるその瞳の奥にあたしを欲する光が見えた。
その瞳に返す言葉が見つからなくて、コクンと頷くだけで答えた。
「咲良……このままお前をここに閉じ込めておきたいよ」