好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「……もういいよ」

私はボソッと呟いた。


「え?」

「相談になんか乗ってもらわなくていい。そんなうざそうな態度で聞いてもらいたくないもん」

部屋に上がった以上は、今の私と課長の関係は〝上司と部下〟ではなくて〝セフレ〟だ。言いたいことは遠慮せずに言わせてもらう。

私の言葉に、さすがにちょっとまずかったと思ったのか、課長はとりあえず、眉間の皺を戻した。

「あ、いや……悪かったよ」

なにが悪かったのか説明してよ、と言わない代わりに私は課長をギロッと睨んだ。

「だ、だから……、悩んでるってことは、どうせ元カレのとこに戻るんだろ?」

……はい? なにを言ってるんだろう。
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