真夜中のパレード

たくさん遠回りした。


不器用で、もどかしくて、
素直になれなくて。


だけどそんな道のりも、無駄じゃなかった気がする。


色んな彼の姿を思い出す。


きっと雪の中、
時計台の下で自分を待ってくれていた彼を
見た時から、ずっと彼に惹かれていた。


これからは、ずっと近くにいたい。


どんな時も、彼と一緒にいたい。


彼が好きだと言ってくれるなら、
大嫌いだった自分も、
好きになっていけそうだと思うから。

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