真夜中のパレード


「どうした? なんか変なこと考えてただろ?」


「か、考えてません!」


上条が嬉しそうに笑うのが少し悔しかった。


「今日の予定は何かありますか?」


「透子と一緒に一日中ごろごろする」


「怠惰ですね」


ぐいっと押し倒され、唇にキスされる。


「これ以上ないくらい贅沢だろ」


「ん……」



瞳に熱い色が宿り、
彼の手が胸を刺激を与えてくる。


どうやらスイッチが入ってしまったらしい。


「直樹さんっ、ちょっと待って……!」


「透子はしたくないのか?」


甘い声でそうささやかれると、反論が弱まる。


「だ、だって、朝だ、し……っ」


胸に歯をたてられ、
与えられた刺激に身体がのけぞった。


「あっ」


身体の様々な場所に、キスを落とされる。

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