課長が私に恋してる?


「褒めてますって。
課長ってわりと素直に自分のこと反省しますもんね」


「なんだ、それ。お前ほんとさっきから偉そうだぞ」



不服そうに眉をひそめた如月が目の端に映る。
そんな様子もなんだか子供っぽい。



「仕事でも、課長、自分のミスに一番厳しいじゃないですか。
偉くなればなるほど、自分に甘くなってく人が多い中で課長は反省できる人。だから課長は慕われてるんです。私たちに厳しいだけじゃない、課長自身も努力している人だから私たちは付いていける。……偉そうですみませんでしたね。以上が下っ端の意見です」



すっと流れ星が天空を駆けていく。



お互い、顔は見えていないはずなのに、空気が相手の想いを交じえて柔らかく落ちていく。



「………本当、偉そうでムカつくなお前は」




その言葉に琴子は笑った。






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