クールなお医者様のギャップに溶けてます

患者さんたちの食事の時間が無事に終わり、一息ついていると師長に呼ばれた。

「本山さん、今落ち着いているから少し休んで来て。」

「分かりましたー。」

「あ、でもその前に医局に行って来てちょうだい。」

医局?

「神野先生にこの患者さんの指示を貰って来て欲しいのよ。そのまま休憩に入っていいから。はい、お願いね。」

ドサっと3人分のカルテを持たされ、嫌々医局へ向かう。

昨日の昼間の一件で今や私は時の人だ。

いちいち「彼女じゃありません」「付き合っていません」って言い回らなくちゃいけなくなってしまった。
今は先生の顔なんて見たくないのに。

はぁ。
ため息が出ちゃうよ。

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