クールなお医者様のギャップに溶けてます
「藤井先生とはどういう関係だ?」

「ただの医者と看護師という関係ですが。」

「嘘をつくな。温泉旅行に行くのか?」

パソコンの画面、見られちゃったのか…。
藤井先生、彼女が誰だか知りませんが、ここにもう一人その旅行計画を知ってしまった人がいますよ〜。

「私はただ相談に乗っていただけです。」

偶然見ちゃったからだけど。

「それならなんであんなに楽しそうに笑っていた?」

楽しいっていうかあの顔が可笑しくて笑ってたんだけど。
今思い出しても笑えてくる。

「ククク」と笑ってしまうとまた怒られた。

「なんで笑う?何が可笑しい?」

「いえ、別に。すみません。」

「はぁ。」

あ、久しぶりに聞いた。先生のため息。
イラついてるのか?
また怒られるのか⁇

怒られる覚悟は出来てます、と思っていたら、また突然抱き締められた。

「俺には笑顔を見せないくせに、なんであんなに…。」

「は…はい?」

「いや、何でもない。」

急に離される。
何がなんだか分からない。

「カルテを渡せ。戻るぞ。」

手に持っていたカルテを先生に渡すと何事もなかったかのように先生は去って行った。

ちょっと、このドキドキしてる心臓はどうしたらいいのよ。

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