生意気な彼女

「風邪引かせちゃうといけないし。
近くに気になってた店があるんだ。そこでなにかあったまるもの頼もう。いい?」

「あ、うん」

「じゃあ、行こうか」

わたしが頷くと、ヨウジくんのスラリと伸びた長い足がお目当のお店へと導いてくれる。


「……あ、あのっ」

「ん?」

「なんか、ごめんなさい。誘ったのはわたしなのに。お店、決めてもらっちゃって」

「いいよ。そんなこと気にしなくて」


右斜め上にあるヨウジくんの柔らかな表情が。

ヨウジくんと肩を並べて歩いてるという事実が。

わたしの胸を熱くさせる。

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