甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
『先輩にちゃんと理由を話してみなよ。きっと分かってくれるから』


涼子のアドバイスを頭に叩き込んで、先輩が待つ校門へ向かう。


すると、校門の傍には壁に背中を預けてスマホをいじる先輩の姿があった。


「……――及川先輩」


「……あぁ、杏ちゃんか」


慌ててスマホをポケットにしまってニッと微笑む先輩。


「先輩……実はあたし……」


あたしは先輩にこれまでの経緯を説明した。
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