好きな人はニセ彼女。
『ここ、対頂角があるじゃん。それで……』
「うん、」
__その後は私がその1問を最後まで解けるまで、
ずっと教えてくれた。
__なんで、そんなに優しいんだろ。
『解けたじゃん』
「うん、ありがとっ」
私、証明なんて最後まで書けたことなかったのに。
嬉しくて大声出したい。
でも、そんな雰囲気を切ったのは瀬戸だった。
落ち着いてて、私までじっとしてしまう。
『……志望校、どこ?』
「私……?」