未来を変える殺し屋
ストーカーの甲高い笑い声が響いた。


「僕と話をするために、わざわざこの道を通ってくれたんだろ?」


「ち、違います」


「違う? 何が違うって言うんだ」


ストーカーの声のトーンが変わった。


今までが高い声だっただけに、ずいぶんと低く感じる。


「今日は観たいテレビがあって、早く帰りたかったんです。この道が近道なんです」


千鶴が早口で言った。


何度も後ろを振り返り、逃げるタイミングを探っている。


俺たちが隠れて見ているのには、気付いていないようだった。


「ふーん、僕のためじゃなかったんだ」


ストーカーがポケットからサバイバルナイフを取り出した。


また甲高い声で笑う。


「じゃあ、死んじゃえ」
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