未来を変える殺し屋
「その娘から離れろ」


いつの間にか、占い師が拳銃を構えてトンネル内に入っていた。


千鶴がそれを見て、男に駆け寄る。


取り残されたストーカーは、顔を引き攣らせながらぶつぶつと何か呟いていた。


「おい、喋るなら大きな声で喋れ」


男がストーカーを挑発する。


ストーカーが甲高い声で発狂した。


「邪魔邪魔邪魔邪魔。邪魔する奴なんか、死んじゃえ」


トンネル内に銃声が反響した。


俺は思わず目を背けた。


ストーカーの重い体が、地面に叩きつけられる音がした。


「残念、私は死なない」


男が呟くのが聞こえた。
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