俺様魔王の甘い口づけ
それから、私はしばらくの間、傷による熱にうつらうつらしたり、長い間苦しめられた。
そして1週間。
無事、完治した私。
ルイは、この1週間暇を見つけては看病に来てくれていた。
なんだか、不思議だ。
私のもとに来ては、優しい言葉を残していくルイが信じられないくらい優しくて。
そんなルイは、ここ2日くらいは忙しいようで会っていないのだ。
「あー、動けるって素敵!」
ずっとベッドで寝っぱなしは、やっぱりしんどかった。
身体もだけど、元気になってきてからは暇で死にそうだった。
城をフラフラ散策し、私は庭の木の前に来ていた。
相変わらず、可愛らしいリスが木の上を走り回っている。
「リスさん、久しぶり。元気そうでよかった」
そう声をかけると、リスたちは返事をするように鳴き声を上げた。