最後のひとり
【体育館】
綾奈「意外と、結構人いるんだねー!」
まなみ「…」
たいち「いたか?」
まなみ「…(首を振る」
綾奈「そっか…、きっと校舎にいるんだよ!ね、まなみ!」
まなみ「うん、ありがとう綾奈」
「七瀬?」
まなみ「高田くん…?」
樹「覚えててくれたんだ、忘れてるかと思ってた(笑)」
綾奈「…ねえ、誰?まなみ」
まなみ「去年同じクラスだった高田樹くんだよ。」
高田くんは家の手伝いであまり学校に来ていないから、高田くんのことを知っている人はクラスメイトだった人ぐらいだと思う。
まなみ「このこは親友の安藤綾奈。こっちは同じクラスの浅見たいち。」
樹「よろしくね、安藤さんと浅見くん!」
綾奈「よろしくね!」
たいち「よろしく」
まなみ「高田くんは一人で逃げてたの?」
樹「うん、学校から連絡が来て今日は必ず出席しろって言われて少し遅れて来てみたら…。」
たいち「俺もだ、今日は必ずこいって」
綾奈「先生達はこうなるって知ってて呼んだんだ…。」
まなみ「どうして…。」
たいち「お前、あんまり沈んでないよな」
樹「え?」
たいち「周り見てみろよ。200何人生き残ったとしても、身近に居た人が死んでるんだぜ?…お前はあんまり悲しんでるよーには見えねえよ」
樹「俺、あんま学校来られないから人と関わりも何もないんだ」
たいち「ふーん」
たいちはたぶん高田くんのことを疑っているんだと思う。
高田くんは優しくて暖かい人だ。
…人を殺したりするような人じゃない。
綾奈「せっかく休憩時間なんだから、ちょっといろいろ忘れて気分変えよ?ね?」
まなみ「…うん、お腹すいたしね」
樹「俺も一緒に食べていい?」
まなみ「うん、人数は多い方が楽しいよね」
体育館の中央にカップ麺とポットが並んでいる。
綾奈「意外と、結構人いるんだねー!」
まなみ「…」
たいち「いたか?」
まなみ「…(首を振る」
綾奈「そっか…、きっと校舎にいるんだよ!ね、まなみ!」
まなみ「うん、ありがとう綾奈」
「七瀬?」
まなみ「高田くん…?」
樹「覚えててくれたんだ、忘れてるかと思ってた(笑)」
綾奈「…ねえ、誰?まなみ」
まなみ「去年同じクラスだった高田樹くんだよ。」
高田くんは家の手伝いであまり学校に来ていないから、高田くんのことを知っている人はクラスメイトだった人ぐらいだと思う。
まなみ「このこは親友の安藤綾奈。こっちは同じクラスの浅見たいち。」
樹「よろしくね、安藤さんと浅見くん!」
綾奈「よろしくね!」
たいち「よろしく」
まなみ「高田くんは一人で逃げてたの?」
樹「うん、学校から連絡が来て今日は必ず出席しろって言われて少し遅れて来てみたら…。」
たいち「俺もだ、今日は必ずこいって」
綾奈「先生達はこうなるって知ってて呼んだんだ…。」
まなみ「どうして…。」
たいち「お前、あんまり沈んでないよな」
樹「え?」
たいち「周り見てみろよ。200何人生き残ったとしても、身近に居た人が死んでるんだぜ?…お前はあんまり悲しんでるよーには見えねえよ」
樹「俺、あんま学校来られないから人と関わりも何もないんだ」
たいち「ふーん」
たいちはたぶん高田くんのことを疑っているんだと思う。
高田くんは優しくて暖かい人だ。
…人を殺したりするような人じゃない。
綾奈「せっかく休憩時間なんだから、ちょっといろいろ忘れて気分変えよ?ね?」
まなみ「…うん、お腹すいたしね」
樹「俺も一緒に食べていい?」
まなみ「うん、人数は多い方が楽しいよね」
体育館の中央にカップ麺とポットが並んでいる。