最後のひとり
まなみ「…おいしい」
冷えた体にカップ麺の暖かさが染み込んでいく。
綾奈「あったかいね…」
たいち「昼食べてないから余計美味く感じるな」
高田「…俺達は仲間だと思っていいんだよね?」
まなみ「どうしたの?高田くん」
樹「信じても大丈夫かなって…」
たいち「お前俺達のこと疑ってんの」
樹「いや!そういうわけではないんだけど…。」
綾奈「私達は誰も殺さないよ!」
まなみ「そうだよ、絶対に裏切らない」
樹「…じゃあ、皆の武器を見せて欲しい。」
綾奈「…武器?」
たいち「なんでだよ。」
樹「武器がなにか分かれば安心できるっていうかさ…。」
たいち「は?意味わかんねぇよ」
まなみ「いいよ、見せ合おう?高田くんが私達を信用できるように。」
たいち「…俺は日本刀。」
綾奈「わ、私はピストル!」
まなみ「私はサプリメント型の毒と毒消しの薬。これで信用できるんだよね?」
樹「うん、ありがとう皆。」
綾奈「……」
綾奈が浮かない顔をしている。
どうしたんだろう…。
樹「明日に備えて今日は早く眠ろう!」
綾奈「…そうだね!」
布団は敷布団が所々に人数分引いてある。
まなみ「この変にしよう、水周りも近いし。」
綾奈「そうだね、明日は8時前には起きないとね」
たいち「たぶん放送入るだろ」
体育館の電気も消え、皆今日1日でだいぶ疲れたのかすでに寝息が聞こえている。
まなみ「……。」
もうみんな寝たのかなあ…。
私も早く寝ないと…
たいち「おい(小声」
まなみ「?」
たいち「ちょっと外いくぞ」
まなみ「?、うん」
【体育館廊下】
まなみ「たいちも起きてたんだ」
たいち「おう」
まなみ「…」
たいち「…」
まなみ「どうしたの?呼び出したりして」
たいち「まさきのこと。」
まなみ「…うん」
たいち「俺すっげぇ嫌いだった。
お前は俺のものだったのに…ってずっと思ってた。」
まなみ「私を振ったのはたいちでしょ…?私と別れたあとすぐにほかの人と付き合ったくせに…」
たいち「…お前のために別れたんだよ。」
まなみ「どういうこと?」
たいち「あの女がお前と別れないとまなみを酷い目にあわせる。って脅してきて、俺はお前のためだと思って別れたんだよ」
まなみ「…うん。」
たいち「あんときはまなみのためだって思ってた。けど、まなみと別れてから後悔ばっかりだった。」
たいち「まさきがまなみのこと好きなのは薄々気づいてたけど、
別れるときすげぇ泣いてたからまなみは俺の事これからもずっと好きなままだって思ってた。だから、俺も早くこの女に嫌われるように接して別れて、まなみに会いに行こうって思ってた」
まなみ「…うん」
たいち「けど、まなみには彼氏ができてて、それがまさきで、すげぇ後悔した。」
まなみ「……。」
たいち「今日、まさきの死体みて、俺さやっとまさきに勝てた、まなみを俺のものにできるって思った。最悪だよな。」
たいち「けど、まさきのもう動かない死体か、話すし動く俺かってきいたら、迷わずまさきって言われた時にもう、戻れないって気づいた。」
まなみ「…うん。」
たいち「けど、さっきずっと考えてた。もう過去のことで悩んだって今は変わらねぇ。……もう、あの時みたいにまなみを手放したくない。」
まなみ「たいち…。」
たいち「まさきのこと忘れられなくてもいいし、まなみが俺をどう思うとか関係なくて」
まなみ「うん、」
たいち「…俺は絶対まなみを死なせない。…今も昔もまなみが好きだ。だから絶対に守り抜く。」
まなみ「…ありがとう、たいち。私も絶対にたいちを死なせないよ。」
たいち「なんだよ(笑)それは男が言うセリフだろ?」
まなみ「そうかなあ?(笑)」
たいち「…もう寝よーぜ、あと6時間後にはまたゲームが始まる。」
まなみ「うん、もどろっか」
たいち「ちょっと待て!!」
まなみ「っえ?、ちょっ!!」
たいち「静かにしろ!(小声」
突然たいちに口を手で覆われしゃがみこんだ。
まなみ「ねぇ、どうしたの?!(小声)」
たいち「あれ見てみろ…。」
たいちの指を指す方向には高田くんが校舎に向かっていく姿が見えた。
まなみ「…高田…くん?」
冷えた体にカップ麺の暖かさが染み込んでいく。
綾奈「あったかいね…」
たいち「昼食べてないから余計美味く感じるな」
高田「…俺達は仲間だと思っていいんだよね?」
まなみ「どうしたの?高田くん」
樹「信じても大丈夫かなって…」
たいち「お前俺達のこと疑ってんの」
樹「いや!そういうわけではないんだけど…。」
綾奈「私達は誰も殺さないよ!」
まなみ「そうだよ、絶対に裏切らない」
樹「…じゃあ、皆の武器を見せて欲しい。」
綾奈「…武器?」
たいち「なんでだよ。」
樹「武器がなにか分かれば安心できるっていうかさ…。」
たいち「は?意味わかんねぇよ」
まなみ「いいよ、見せ合おう?高田くんが私達を信用できるように。」
たいち「…俺は日本刀。」
綾奈「わ、私はピストル!」
まなみ「私はサプリメント型の毒と毒消しの薬。これで信用できるんだよね?」
樹「うん、ありがとう皆。」
綾奈「……」
綾奈が浮かない顔をしている。
どうしたんだろう…。
樹「明日に備えて今日は早く眠ろう!」
綾奈「…そうだね!」
布団は敷布団が所々に人数分引いてある。
まなみ「この変にしよう、水周りも近いし。」
綾奈「そうだね、明日は8時前には起きないとね」
たいち「たぶん放送入るだろ」
体育館の電気も消え、皆今日1日でだいぶ疲れたのかすでに寝息が聞こえている。
まなみ「……。」
もうみんな寝たのかなあ…。
私も早く寝ないと…
たいち「おい(小声」
まなみ「?」
たいち「ちょっと外いくぞ」
まなみ「?、うん」
【体育館廊下】
まなみ「たいちも起きてたんだ」
たいち「おう」
まなみ「…」
たいち「…」
まなみ「どうしたの?呼び出したりして」
たいち「まさきのこと。」
まなみ「…うん」
たいち「俺すっげぇ嫌いだった。
お前は俺のものだったのに…ってずっと思ってた。」
まなみ「私を振ったのはたいちでしょ…?私と別れたあとすぐにほかの人と付き合ったくせに…」
たいち「…お前のために別れたんだよ。」
まなみ「どういうこと?」
たいち「あの女がお前と別れないとまなみを酷い目にあわせる。って脅してきて、俺はお前のためだと思って別れたんだよ」
まなみ「…うん。」
たいち「あんときはまなみのためだって思ってた。けど、まなみと別れてから後悔ばっかりだった。」
たいち「まさきがまなみのこと好きなのは薄々気づいてたけど、
別れるときすげぇ泣いてたからまなみは俺の事これからもずっと好きなままだって思ってた。だから、俺も早くこの女に嫌われるように接して別れて、まなみに会いに行こうって思ってた」
まなみ「…うん」
たいち「けど、まなみには彼氏ができてて、それがまさきで、すげぇ後悔した。」
まなみ「……。」
たいち「今日、まさきの死体みて、俺さやっとまさきに勝てた、まなみを俺のものにできるって思った。最悪だよな。」
たいち「けど、まさきのもう動かない死体か、話すし動く俺かってきいたら、迷わずまさきって言われた時にもう、戻れないって気づいた。」
まなみ「…うん。」
たいち「けど、さっきずっと考えてた。もう過去のことで悩んだって今は変わらねぇ。……もう、あの時みたいにまなみを手放したくない。」
まなみ「たいち…。」
たいち「まさきのこと忘れられなくてもいいし、まなみが俺をどう思うとか関係なくて」
まなみ「うん、」
たいち「…俺は絶対まなみを死なせない。…今も昔もまなみが好きだ。だから絶対に守り抜く。」
まなみ「…ありがとう、たいち。私も絶対にたいちを死なせないよ。」
たいち「なんだよ(笑)それは男が言うセリフだろ?」
まなみ「そうかなあ?(笑)」
たいち「…もう寝よーぜ、あと6時間後にはまたゲームが始まる。」
まなみ「うん、もどろっか」
たいち「ちょっと待て!!」
まなみ「っえ?、ちょっ!!」
たいち「静かにしろ!(小声」
突然たいちに口を手で覆われしゃがみこんだ。
まなみ「ねぇ、どうしたの?!(小声)」
たいち「あれ見てみろ…。」
たいちの指を指す方向には高田くんが校舎に向かっていく姿が見えた。
まなみ「…高田…くん?」