激愛
知らない間に誰かに写真を撮られている・・・・ぞわり震えが走り背中に冷や汗が流れた



「龍さん・・・・ちょっと聞いていい?」



「何だ信吾?」  「瞳ちゃんは傘下の者も集めてお披露目はするつもりなの?」




・・・・は?お披露目?お披露目って・・・なに?



「俺の総長の任命式と同時に瞳のお披露目も一緒にしようとは思ってる、なんだ?お前は反対か?」




「いや・・・・ならいいんだ、朱実さんの時はそういうの一切しなかったから・・・あっごめん」




信吾君はバツが悪そうにちらりと総一郎さんの方を見た



そんな信吾君に苦笑いの総一郎さん、気にすんな!なんて言いながらくしゃくしゃっと頭を撫でた




あたしは苦しそうに唇を噛んでいたのを見逃さなかった



総一郎さん・・・・朱実さんって人はもしかして総一郎さんの思い人?



ちょっと待って!じゃああたしは神龍初の姫じゃないんじゃないの?



総一郎さんの恋人だったのならその人が神龍の初めての姫ってことにならないのかな




「ここに連れて来たからには俺にもそれなりの覚悟がある・・・・」




自分の女すら守れねえようじゃ神龍の名が泣くだろうが・・・・そう言ってふっと龍さんは笑う



朱実さんってどんな人だったんだろうな、妙な雰囲気の中そんなことを思っていた
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