激愛
母が亡くなったというのが信じられなくてあたしはしばらくは呆然としていた



亡骸になった母は相変わらず美しくまるで眠っているかのよう



そんな身寄りのない母の葬儀は父がすべてやってくれて年末で冬休みも近いということもありあたしは年明けに転校することになった




今回の騒動をすべて聞いた父は仙台にあたしを引き取り仙台の小学校に通わせるということを即座に決めてしまった




卒業まであとわずかだったけれどこの小学校に未練はない



あるとすれば誤解をしたままの美香ちゃんのことだけ・・・・




あれから美香ちゃんは学校に来なくなり、あたしはクラスで浮いた存在になりまるで空気のようだった



あたしなんていない物とするクラスの皆の態度に流石のあたしも心が折れそうだった



そんな母の死があたしに追い打ちをかけた




淋しくて辛くて・・・・




お母さんの所へ行きたい!何度そう思ったかしれない



心が空っぽになったあたしは無表情になり空ばかり見ていた




お母さん、あたし・・・・生きてていいのかな?




あたしのせいでお母さんは無理をしたからこんなことに?





知らず知らずのうちに涙が溢れて・・・あたしは母が亡くなってから初めて大声で泣き叫んだ
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