激愛
「あっ・・・・ふっ・・うんっ」



「美由紀!美由紀!」



ふうっ・・・・またか


マンションのドアをそっと開け、廊下を静かに歩くと聞こえてくる声にいい加減嫌気がさしてくる



あたしは音を立てずにそっと自分の部屋に入ると溜息をついてベットに座り込んだ



あたし、矢追瞳が仙台に越してきてから数か月が経つ



お正月をちょっと過ぎたころ仙台に引っ越してきたあたしは無事仙台の小学校を卒業




今はマンションから自転車で15分位の公立の中学に通っている



父と再婚した義理の母である美由紀さんそれから去年生まれたばかりの生後4か月の弟の4人暮らし




最初は普通に過ごしていたけれどこの義理の母がまた曲者だった



お父さんの仕事が忙しいのをいいことにいない間の真昼間男を連れ込むことがたびたびある



それがこの頃連れ込む頻度が多くなった



多分あたしが弟の面倒をみるから・・・・そしてあたしに家事をしてもらえるから



この美由紀と言う女、育児放棄なのかと思うくらい弟の面倒を見ようとしない



流石に泣き叫ぶ弟が忍びなくてミルクを作って飲ませたりおむつを替えたり・・・・




だって弟にはなんの罪もないしね?だからなのか弟は母親よりもあたしに懐いていたりするんだけど・・・・これがまた彼女には気に喰わないらしい
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