犯罪彼女
「何すんだよ」
舞島を睨む。久しぶりに出した低い声は、思っていたよりもドスが効いていたと思う。
「いい目だ。さすが神様」
「……」
舞島は楽しそうに口を歪める。
「初めて神様の存在を知ったのは、捕まった竜崎誠と話した時だ。誠は俺のイトコだからな。あいつからお前のことを聞き、ネットで調べた。
俺は感動したよ。他人を殺人者に仕立て上げる女がいたなんて。
一度でいいから会いたい。欲を言えば服従させたい。そう思った。
そしてこの間、電車にいるお前を見た。堂々とした立ち回り。誠が神様と称した女だって直感したよ。
俺は嬉しいんだ。神と呼ばれた女をこの手で堕とすことが出来るなんて最高じゃないか!」
舞島は高らかに笑う。
そこにバーでの姿は見当たらない。
舞島を睨む。久しぶりに出した低い声は、思っていたよりもドスが効いていたと思う。
「いい目だ。さすが神様」
「……」
舞島は楽しそうに口を歪める。
「初めて神様の存在を知ったのは、捕まった竜崎誠と話した時だ。誠は俺のイトコだからな。あいつからお前のことを聞き、ネットで調べた。
俺は感動したよ。他人を殺人者に仕立て上げる女がいたなんて。
一度でいいから会いたい。欲を言えば服従させたい。そう思った。
そしてこの間、電車にいるお前を見た。堂々とした立ち回り。誠が神様と称した女だって直感したよ。
俺は嬉しいんだ。神と呼ばれた女をこの手で堕とすことが出来るなんて最高じゃないか!」
舞島は高らかに笑う。
そこにバーでの姿は見当たらない。