好きだからこそ。
『...俺、本当に酔ってたんだ。どうかしてて。
......本当はすぐ正直に話そうと思ったんだ。』
『.....でも、隼斗は何も言わなかった。』
『.....っ..恐かったんだよ…本当のことを言ったら、きっと愛花は別れるって言うと思ったから…』
『....じゃあ...バレなきゃ、ずっと、一生、私に隠すつもりだったってこと?』
そう言って隼斗を睨みつけた。
彼は髪の毛をグシャグシャと掻いて、下を向いた。
『.......ごめん。...だけど!もう二度としない。
.............お願いだから...信じて。』