イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!


「口移しする程仲良いんだ?」

「え…っと…、」

「俺とは?仲良くない?」


自然と顔が熱くなる。
綾斗君の真剣な目から……目を離せない。

綾斗君の問いに私は小さく首を横に振った。


「ふーん?ならキス出来るわけだ?」


え…?!
綾斗君はなぜか妖艶に微笑む。


「ゆずちゃん、ほら出来るでしょ?キス。」


「え…、」


「出来ないの?出来るよね?拓斗としたんだもんね?」


「それはっ…!!」


無言の圧力。

私の手を握った綾斗君の瞳は、「やらなきゃ優斗にもバラすよ?」って言ってる。


さすがに誰かにバラすのはダメージが大きい。


「やる?やるよね?拓斗にも出来たんだし。」


……うう…綾斗君ってたまに怖い。


目をゆっくり閉じた綾斗君。

……睫毛長い…、癖っ毛な髪がサラサラと揺れる。


……なんでこんな事…、


意を決し、私はゆっくりと綾斗君の頬に手を添えた。

私の腰に手を回す綾斗君。



……こ、こんな所…誰かに見られたらっ…



そして、ゆっくりと綾斗君の唇に自分の唇を重ねた。


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