先輩でも妬くんですね。
全ての競技が順調に進み、もう最後の種目にきた。
…そう、きてしまったのだ。
『全学年選抜二人三脚』…!!!
「頑張ってねー!」
「優勝狙ってけよ〜」
「食券は我らのものだーー!」
私と松山は声援(?)を受け、仮装の服を受け取りに生徒会の方々がいる本部席へ。
「2ー3の仮装はこれだよ!
頑張ってね!
…特に松山くん……。」
「え!?生徒会長?
なんで顔を背けるんですか?!」
夏生先輩と松山がそんなやりとりをしている間に、私は袋の中の仮装を見た。
「松山、頑張ってね。」
「お前まで先輩と一緒の顔すんな!!
てかお前も頑張るの!」