蒼風

新選組

そして連行されたのは‥。


「土方さーん!」


「沖田ぁぁぁぁ!てめぇどこほっつきやがってたんだぁ?書類はどうした?」


‥‥‥。


凄い剣幕の人が出てきました。


玄関に。


っていうか門のところに凄い勢いで突っ込んできた。


「やだなぁ副長。僕がそんなことするわけないでしょう?」


「やっておけと言っただろうがぁあ!」


おう。


凄まじいもの見た。


「申し訳ありません。副長。一緒に巡察に行っておりました。私が気づいていれば。」


おう。


真面目な人が間に入ってきたぜ。


はやく止めてくれ。


「いや、斎藤には言ってねぇよ。どうせ沖田のことだ。お前が止めても行ってただろう。」


「さすがー副長よくわかってますねぇ。」


「沖田てめぇって、誰だこいつは?」


遅っ!気づくの遅!遅い!


あたし始めからいただろっ!


「いやー巡察に行ってたら怪しかったんでー。連れてきました。」


‥‥‥‥。


なんだその説明は。


もっとちゃんと説明しろよ。


斬られたらどうしてくれる。


「あ?間者か?」


副長さんを纏う空気が変わったぁぁ。


危ない予感がするぜー。


「いえ、まだそうと決まったわけでは。」


真面目くんナイス。


ナイスフォロー。


「まぁいい。詳しい話を中で聞かせろ。」


「はーい。」


‥‥‥。


なんかもうバットエンドフラグが立ってるんですけど。
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