蒼風

甘味処

『うーむ。』


「あ、空丸。」


今日は非番なので縁側でごろごろしてたら凜太郎が現れた。


「なにしてるの?」


『いやぁこの暑さどうにかならないかと思ってねぇ。』


本当は伊藤さんについて考えてたんだけど。


「どうにもならないでしょ。夏だし。」


『だよね。地球温暖化も問題だけどやっぱ文明の機器必要だわこれ。』


エアコン偉大。


「何のこと?」


『いや、こっちの話。』


「今日、非番だし、甘味処に行ってみたら?気分転換にいいんじゃない?」


『それいいね!そうしよう。』


というか雪、甘味処に連れて行ってあげよう。
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