至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
じゃあ……。



……さっきよりも、余計に複雑に絡まる思考。




「頼ってくれて、嬉しかったよ」


ゆっくりと唇を離した壱冴は。


優しくそう言うと、この部屋を出て行った。




……壱冴……?


あたしは全身の力が抜け、その場にしゃがみこむ。



なんの前触れもない告白とキスに、何をどう順序立てて考えていいのかわからない。




壱冴が、あたしを好き……?


そんなわけ……。



「……」


今のは、なんだったんだろう……。


姿を消した壱冴に、今のは夢だったんじゃないか……夢だったらいいのにとさえ思うけど。



唇がまだ数秒前の感覚を残していて。


それが、壱冴のキスを現実だと教えた……。
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