至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
-40-
「……ん」
目を覚ますと、冷たい床の上だった。
前回と同じ場所なのか違うのかは分からないけれど、きっと倉庫の中だと思わせるコンクリートの壁が、目覚めたばかりのあたしの心を重くする。
けれどここは、扉で仕切られた、教室の半分ほどの広さの空間だった。
……倉庫の中の一室なのだろうか。
床も当然コンクリート。
この真冬に冷たいその上に放置された体は、相当冷えきっていて。
指先もかなりかじかんでいた。
マンションから外へ出るときに、コートすら羽織る余裕もなかったことを思いだす。
「起きたみたいだぞ」
「俺、澤城さんに伝えてくる」
目を覚ますと、冷たい床の上だった。
前回と同じ場所なのか違うのかは分からないけれど、きっと倉庫の中だと思わせるコンクリートの壁が、目覚めたばかりのあたしの心を重くする。
けれどここは、扉で仕切られた、教室の半分ほどの広さの空間だった。
……倉庫の中の一室なのだろうか。
床も当然コンクリート。
この真冬に冷たいその上に放置された体は、相当冷えきっていて。
指先もかなりかじかんでいた。
マンションから外へ出るときに、コートすら羽織る余裕もなかったことを思いだす。
「起きたみたいだぞ」
「俺、澤城さんに伝えてくる」