月夜の影3



あめのひだけはないていいの







阿月は俯いている健也に向かって見せた。

「雨の日だけは泣いていいの…」

阿月は頷いた。

「そうだな…いいんだよ、泣いて。
阿月、泣いていいんだよ」


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