☆Friend&ship☆ -序章-

「女の子は静かにしているのが常識というものだ」

「女言うなや、しかも子!?」

「違うのか」

「その首へし折ったる!!!」

なんか微妙な感じになまったイーリスは怒りのままにこぶしを突き出す。

「…」

それを軽く受け止めるオリオン。

「女の子は戦うな。綺麗な顔に傷がつく」

「っ」

両手首をつかまれて一気に引き寄せられたイーリスは耳まで真っ赤。

「…」

「…」

「…」

「…」

「…」

見つめあう二人。

そして二人は…



「愛を誓うなぁぁぁぁ!!!!」

「「誰もそんなこと言ってないだろう」」

「何勝手に二人の世界で楽しんでるんだ!?はぁ?」

「お前もやりたければやればいい」

あくまで冷静に、しかし微妙に論点がずれている。

「そーゆー問題じゃねぇんだよ!!!」

「ややこしいから黙れ。ゼウス」

「そればっかだなおい」

「お前と俺のせいで話が進まないんだ。」

「お前も黙れよ!」

「俺が黙ったら本当に話が進まない。くだらないトークショーで終わる訳にいかないだろう」

「てか二人が黙ったらどうすんの」

「「お前が一人でしゃべる」」

「それ前提の会話だった!?」

「「…」」

何を当たり前のことを、と言わんばかりだ。

つまりどんどん話がそれていく。

「星賊の話だったな。話を戻す」

戻すオリオン。

「お金大丈夫なの?」

乗るイーリス。

「酷い!俺無視!?」

可哀想なゼウス。

「「黙れ」」

「(ノД`)・゜・。」

うぅ、とゼウスは目の前の芝生にたっぷりミネラル豊富な栄養水を注いだ。
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