雨時々晴れ
階段を降り、教室に行っている途中
さっきの話を思い出した。

伊藤くんの話。

伊藤くんってどんな人だろう。

確か、真面目なんだよね。

あの人⁇ん⁇
違う。佐伯っていう人だ。

この人も違うし、あの人もない。

どこだろう。

歩いていたはずの私の足は
止まっていた。

いかにも、人探してます的な。

多分、邪魔だったと思った。

けど、やっぱり見たい。

どの人だー⁇

伊藤くんを探していたら、
後ろから、肩をトントンとされた。

「そこ邪魔。
予鈴なるからさっさと帰れば」

睨んだ感じで言ってきた。

あれ、誰だろう。

あれが伊藤くん⁇

ないない。

女に優しいんだから、
あんな噂がたつんでしょ⁇

じゃあ違うよ。

あんな、口悪くないと思う。

そう考えてたら、予鈴がなった。

ひまり‼︎ひまりが‼︎

ひまりを探していたら、

「唯ー‼︎
どこに行ってたの⁇
いきなりいなくなって心配したん
だよ‼︎はやく教室戻ろっ‼︎」

「ひまりー‼︎本当ごめん‼︎
さっき話してた伊藤くんが
気になって…‼︎」

ひまりがニヤニヤしてる。

「唯ー。もしかして…
恋しちゃったの⁇笑」

やっぱりそうくるかー。

「違うよー‼︎
ただ、どんな人なのかなって
思っただけだよ‼︎」

ひまりはすごい勘違いしてる。

「へぇー、そうなんだぁー。
ふぅーん。」

まだ疑ってる‼︎

「ひまりのばーか‼︎
好きになるわけないよー。
疑うなら見つけてからにしてよ‼︎」

目が笑ってる。
ひまりが笑ってる。
こいつめぇー‼︎

私はひまりにきつく抱きついた。

これも、そのお返しだ。

お仕置きだ。

ひまりは、痛いとか、離してとか、
笑いながら言ってる。

いつも、こんな悪ふざけで終わる。

「はいはーい。わかったよ。
疑いませーん‼︎」

いや、絶対疑ってる。

まぁ、ひまりだから許すけどさ。

もうそろそろ先生が来る。

急いで教室に帰った。



< 2 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop