学戦
場所は変わって学生寮
学生寮には家族と住めない者だけが
入居できる場所だ
身分によって部屋の人数は変わるが
愛璃好は一人部屋をもらっている
「謹慎とかされたってやることねーよ....」
愛璃好の部屋には年頃の女子と思えないぐらい質素な生活感も何もない部屋になっている
部屋にはベッドや机、必要最低限のものばかりだ
だがそんな質素な部屋には異質なものが
それはトンファーだった、
長らく使われていないのだろう
血を微かに思わせるしみができ
その隣にはまだトンファーよりかは
新しいであろう血痕がついているナイフがあった、だがかなり小さいものだ
そう。この鈍く光る二つのものだけが
この部屋では異質だった
「あー....今もみんなたくさん動いているんだろうなー羨ましいなー
でもここで動いたら放り出されるだろうなー....
そりゃぁな....拾ってくれた人がいねーもんな....」
そう呟いたときなにがなにかが愛璃好の中で弾けた
それと同時に一筋の涙が愛璃好の目から
流れた
「苺虹さん....っ!!!」
学生寮には家族と住めない者だけが
入居できる場所だ
身分によって部屋の人数は変わるが
愛璃好は一人部屋をもらっている
「謹慎とかされたってやることねーよ....」
愛璃好の部屋には年頃の女子と思えないぐらい質素な生活感も何もない部屋になっている
部屋にはベッドや机、必要最低限のものばかりだ
だがそんな質素な部屋には異質なものが
それはトンファーだった、
長らく使われていないのだろう
血を微かに思わせるしみができ
その隣にはまだトンファーよりかは
新しいであろう血痕がついているナイフがあった、だがかなり小さいものだ
そう。この鈍く光る二つのものだけが
この部屋では異質だった
「あー....今もみんなたくさん動いているんだろうなー羨ましいなー
でもここで動いたら放り出されるだろうなー....
そりゃぁな....拾ってくれた人がいねーもんな....」
そう呟いたときなにがなにかが愛璃好の中で弾けた
それと同時に一筋の涙が愛璃好の目から
流れた
「苺虹さん....っ!!!」