学戦
愛璃好の謹慎が解ける日

「あぁーーーー!!やっと暴れれるーーーーーー!!」

「なんやなんや、騒がしいのぅ」

「おう!!今日から暴れれるんだぞ!!
....てか貴様!!!どっから湧いてきやがった!!!!!」

「久しぶりに出てくるゆーとったけんなぁ♪」

湊音は陽気なまま殺気だけを出し

「でもまぁ、次はないで?
慎重に....な?♪」

「....!!は、はぃ....゚(゚'ω'゜)゚」

湊音はまた純粋な笑顔で

「ならよし♪」

そんな会話をしていると
遠くから足音が

「愛璃好さーん!!!」

「「ん????」」

「あ、なんだ!聖音じゃん!」

近づいてきた少々小柄な少年に
愛璃好が飛びつく

「わわっ!愛璃好さん危ないですよぉ」

困ったように聖音は笑う

「んで、なんか用事ちゃうんか?聖音。」

聖音の肩がびくっとする。
それがきっかけのように震える

「あ、兄様いらっしゃられたのですか...
あ、あの、ぼ、僕はその、きょ」
「はよいいや。」

湊音の声音がさらにきつくなる

「あ、愛璃好さんとの任務があって....」

「そ、そうか!!ならはやく行こうよ!聖音!!!!!」

愛璃好が逃げるように聖音を引っ張っていく

< 6 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop