重い想われ 降り振られ
橘と小林は一旦帰って行った。

新しい携帯番号を二人に告げると、橘は真理子の耳元で囁いた。

「明日はお前の母親に挨拶しに行くからな。」

真理子は「えっ?」と驚く。

「私、明日仕事なんだけど・・・。」

真理子が戸惑うと、橘はニヤリと笑った。

「俺は経営者なんだが。」

詳しい話は聞けずに、二人は帰って行った。

真理子がアパートに戻ってくると、母が待ち構えていた。

「ちょっと真理子!いったいどうなってるの?」

母が興奮気味に詰め寄る。
「お母さん今日、あの後大変だったのよ。皆から真理子の事聞かれるのに、
何にも分からないから答えられなくて・・・。あの人とお付き合いしてるの?」

真理子は照れながら頷いた。

母が「きゃー。」と喜ぶ。

「付き合ってたんだけど、別れたと言うか・・・逃げたと言うか・・・。」
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