重い想われ 降り振られ
真理子の持つ小箱から指輪を取り出し、真理子の指にはめた。

「俺とお前を繋ぐ銀の糸ってところだな。」

真理子はボロボロと大粒の涙を零した。

橘は真理子の頬に伝う涙を拭う。

「指輪に付いている石みたいだな。」

橘が真理子の涙を見て言った。

「私で、いいのかな・・・。」

「お前しかいらない。」

「私かわいくないよ?美人でもないし・・・。」

「俺には最高なんだけどな。」

「私・・・こんなに幸せでいいのかな・・・。」

「まだまだこんなもんじゃないぜ?」

「結婚してくれるの?」

「結婚してくれねぇの?」

真理子と橘は見合って、クスクスと笑いだした。

「おねがいします。」
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