赤い雫、青い雫
そして、今まで物事に無頓着だった俺は始めて欲というものを自覚した
俺はこの女が欲しくなった
「お前、名前は?」
「…ぇ……ぁ……」
俺に話しかけれて戸惑っているのか女は口ごもるだけ
「はあ、助けてやったんだから名前ぐらいいいだろ」
俺が少しきつめに言うと女は肩を揺らす
「…ぅ…羽華…」
羽華……か……
「羽華、お前の傷が治るまで、気が済むまでここにいるといい」
そして、羽華と俺の奇妙な生活が始まった