今宵、月下の夜に
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吹雪の中を走る。裸足の足は氷のように冷たくて、痛みと寒さで目眩がする。

泣きそうになるのを必死で堪えてひたすら走り続けた。

「はぁ…はぁ」


もうだめ…。膝をついてしまう。力尽きてそのまま倒れこんだ。


私、死ぬのかな…


『約束、必ず守るから』

そう言ってくれた男の子。

私に優しく笑いかけてくれた。
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