今宵、月下の夜に
その時はまだ名前なんてなくて、返す言葉がわからなかった。だけどルカは杏那と同じだった。困ってる私をみても責めたりはしなかった。

杏那みたいな人がいるんだと思った。信じられる人が、温かい温もりをくれる人がいるんだ。



そんなある日。その日はいつもなかなか家に居られないはずの杏那が家にいた。


私は嬉しくて杏那に飛びつく。


「よしよし。今日は大事な話があってきたのよ」
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