夫婦ですが何か?
「千麻ちゃん、おっぱい揉んでいい?」
「・・・揉むほど弾力がないと自覚しておりますが?」
「あるある。・・・癒される~」
「お手軽な癒しですね」
「千麻ちゃんも好きに触っていいよ」
「私にストレスを溜めろと?」
「そんな事言ってぇ、俺が【大好き】なんでしょ?」
「女心と秋の空・・・って・・いい言葉ですよね」
「・・・・・・」
「フハッ・・・・アハハ、あからさまにショック顔~、その顔が一番好き・・・・」
そう言って滅多に見せない笑い顔の彼女に口づけられる。
俺は千麻ちゃんのその顔が一番好き。
言わなくても知ってそうだけど。
ねぇ、まだまだ・・・増えていくんだよね?
お互いの情けない姿でも【好き】だって感じる事がさ・・・。
My Sweet Honey・・・
「ただいまぁ」
「おかえりなさい。ご飯にしますか?お風呂にしますか?」
「2択?【千麻ちゃん】はないの?」
「ただいま品切れでございます。でも・・・・」
リビングに入りテーブルに並ぶ食事を見てクスリと笑う。
これだけで充分満たされちゃうよ俺。
オムライスに描かれたハートとLOVEの文字。
「愛情表現はございます」
「最高だね」