出会いと別れの季節
すると、その扉がいきなり開いて
見覚えのある顔が、みえた。
ユウマだ。
同じクラスのユウマだ。
相変わらず、外見はチャラい・・・
でも、私はそんなことどーでもよかった。
とにかく助けてほしかった。
ユウマは、男をにらみつけながら男の胸ぐらをつかんだ。
男は完全にビビッた様子だ。
すぐに私から手を離した。
ユウマは、私の無事を確認すると男の腹を一発殴った。
男は、そのまま倒れた。
ユウマは、鋭い目からいつもの優しい表情で私のほうをみた。
「大丈夫か?相沢。」
私は、乱れた長い赤髪を手駆使でときながら笑って答える。
「うん!へーきへーき♪」