出会いと別れの季節
くしゃくしゃに丸めてごみ箱に捨てた
そのページには、元カレ・・・
先ほど別れを告げられた優馬とのプリクラが、張られていたからだった。
そのごみ箱の中のくしゃくしゃの紙を見つめて
私は、また熱いものがこみあげてきた。
「・・・ばか」
ぽつりと呟くと
堪えていた一粒の真珠がこぼれ落ちた・・・。
その真珠は、ごみ箱の思い出いっぱいの数枚の紙の上に
落ちて、物悲しそうに染みていく。
終わったんだよ、もう。
もう、終わったんだ・・・。