出会いと別れの季節
「ばか・・・」
私は、小さな声で呟いた。
小さな部屋には、目覚まし時計のチッチッという
音しか聞こえない・・・
今度は、思い切り息を吸い込んで・・・
肺が破裂しちゃうくらいに息を吸い込んで・・・
大声で叫んだ。
「優馬のバカぁあああああっっ!!!」
枕で口元を塞いでいた為、大声で叫んでも
枕が小さなボリュームで抑えてくれた。
私は、むくっと起き上がり
自分の机の元へ向う。
そして、引き出しを開けて『AMIのぷり帳』と
カラフルなペンで落書きされたノートを取り出した。
そして、パラパラとページをめくり
数ページをびりっと勢いよく破った。