あい、君。








ようやく集まりも終盤になったころ、翼は指田さんのメアドを聞いたり趣味をきいたり、それはまぁ攻めまくっていた。


指田さんはたじたじ。


入学式初日によくやるなってかんじだけど…


隣にいた篠瀬さんは少し引いていた。



とうとう、

「茉智ちゃん、席変わってくれない?」


といいだすので、

「…いいけど…」


と篠瀬さんは渋々たちあがった。


そのとき、え!?という顔をした指田さんは見ないふりで…。


それくらい翼は押しに押しまくっていた。



なんでこんなに指田さんを攻めてるんだろう…?

たしかに顔は整っているが、篠瀬さんのほうがいいとおもうんだけどなぁ…。


…ってこれは失礼か。



「翼、なんかすごいね。」


「そりゃあ、由枝いい子だし。当然だよ。」








これは…。

僕がトイレに行ってるときになにかあったのか?




そう。僕は、翼が肉食野郎に成り果てる直前にトイレにたっていた。


なのでどうしてこんなことになっているか知らない。



「ねぇ、なにがあったの?」


「ああ、さっきいなかったんだっけ。」




篠瀬さんはポツリポツリと先程起こったことを教えてくれた。
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