ぶきような想い
「あ!ことちゃんっ!」
私はことちゃんに用事を思い出して振り返った瞬間
背の高い男の人にぶつかってしまった!
「あっ」
最悪だ。
アイスが…地面に
べちゃって…泣
私は思わずその人を睨んでしまった
「おーおー威勢がいいなぁお嬢さん」
「えっ!」
そう…ぶつかったのは他の誰でもない
シオンだった
ほぼ2ヵ月ぶりくらいにまともに顔を見た気がする
声を聞いた気がする
ちゃんと向き合った気がする…
あ、もうなんで?
なんだか泣きそうだよ…
「そんなにアイス落としたの嫌だったか?
じゃあ俺のやるから我慢しろよ」
そう言って差し出すシオンの手は傷だらけだった
痣のような切り傷のような…
そして何よりなんでこんなに普通に話しかけてくるの?
おそらくシオンと一緒に来ていたのだろう
春くんと瑛太くんはことちゃんと美香と話してる
あ、察した
これはハメられたなっ!!!!!