意地悪なキミの好きな人
「いや、別にいいけどさ、家に来られると本当止まんないかもしれないんだよね。」
「っ、じゃあ外で。」
「寒いもん。」
……もんってなんですか。もん、って。
可愛くなんてないですからね。
「先輩のワガママ。」
「いやいや、ワガママはおまえだろ。俺と一緒に過ごしたいくせに家は嫌なんて。」
先輩がやれやれと言いたげだが、私は襲われたくないだけなのだ。
普通に過ごしたいだけなの。
「先輩が……そういうことするって言うから……」
「そういうことって?」
わざととぼける先輩。
「もういいですっ。」
そう言うと先輩は苦笑しながら謝ってくれた。