意地悪なキミの好きな人




帰り道、明日から冬休みということを思い出す。



「先輩っ、冬休み、遊びましょうよ。」



「えー、寒いじゃん。」



先輩は相当の寒がりらしく、冬は家にいる派らしい。



「じゃあ、室内でもいいですからっ。」



私がそう言うと先輩はニヤリと笑った。



「じゃあ俺の家で楽しいことでもする?」



「っ、しませんっ!
クリスマスとか一緒にーー」



否定しつつも話を変えると先輩は少し考えてから、



「クリスマスか…ベタだけど甘い夜でも過ごす?」




「……ふざけないでください。」




つくづく思う。先輩は変態だって。



「えー……俺は大真面目なのに…」



そう言う先輩を無視して話を進めようとする。



「いいじゃないですか。クリスマスだけでも過ごしましょうよ。」



プゥと膨れて言うと先輩は苦笑した。



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