悲劇の姫〜海賊になった少女〜

意味深な笑みを浮かべて、部屋から出ていった




「……クローゼットだっけ。」


なんとなくクローゼットを開けた。


ねえ、どうしてあなたは気づいていたの?

いつから?ずっと知ってた?

知らぬ間に涙があふれる。



クローゼットの中には、男性用の衣服なんてひとつも入ってなくて
全て、ドレスが入っていた。
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